牛伏川で松本ホタル学(まなぶ)会主催の生き物観察会に参加させていただきました。 とても水がきれいな川ですが過去には数多くの災害を 発生させてきた場所でもあります。 しかし明治から大正にかけて川を整備しそれがフランス式階段工であり、 また昭和には牛伏寺ダムが完成し 現在の安心な生活ができるようになりました。 その後、ダムより下流でも砂防堰堤が整備されましたが それに異を唱え9基の堰堤を半壊し、 さらには渓流環境を復元しようと自然石を用いた環境整備が行われました。 今回は子どもたちと一緒に川に生息する小さな生き物を 下流と上流で採取して同定してみようという会でした。 (同定・・・図鑑で調べて種別を決定する) 網や、採った虫をいれるカゴなどすべてお借りして 大人も夢中で名前もしらない得体のわからない虫を捕まえていきます。 サワガニ、カワゲラ、トビケラ、ヘビトンボ、ガガンボ、マツモムシ、ヤゴ類 たくさんのこれらの仲間がわずか30分程度でたくさん。 つぎに上流と下流で2班にわかれてピンセットやスポイトを つかって種別ごとにわける地道な作業・・ フタスジモンカゲロウは大雨が降った直後だった為なのか 89匹もいて子どもたちは大喜び! すべての同定作業が終わり発表して会は終了。 同じ川でも異なる環境での生物の多様性、 また生き物の種類の違いに大変驚きました。 わたしがまだ小学生だったころ サンショウオやカジカが多く生息して河原には 一面に白い花が咲いていた記憶があります。 治水のために壊された自然環境もこういった取り組みをしてくれた先輩方のおかげで、子どもたちが生き物と触れ合い遊べる環境があると思うと まだまだやらなくてはいけないこと、次の世代に残さなくてはいけないものを 考えていかなくては!っとあらためて感じました。 おわり
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